このページの本文へ

Migrants interview 移住者インタビュー

夫は故郷、妻は新天地で、仕事もプライベートも充実した毎日。

宮原修一さん・早苗さん夫妻

東京から倉敷へやってきた宮原さん一家。修一さんは倉敷出身。奥様の早苗さんは福岡出身。二人とも、学生時代以降を東京で過ごしていました。

移住時の年代
30代
家族構成
夫婦と子供
移住スタイル
Jターン Uターン
移住時期
2015年 12月末

東京から倉敷への移住を決意

東京から倉敷へやってきた宮原さん一家。修一さんは倉敷出身。奥様の早苗さんは福岡出身。二人とも、学生時代以降を東京で過ごしていました。変化が訪れたのは2015年の5月頃。修一さんの両親に介護サポートが必要になり、修一さんは月に2回ほど倉敷に帰ってくるようになりました。しばらくは東京と倉敷を往復していましたが、通うのが大変だったことと、誰かが両親の近くにいたほうがいいんじゃないかということから、9月頃には倉敷に移住しようかという話に。「結婚12年目だけど、それまで倉敷に住むことは考えていませんでした。でも、仕事が決まるんだったらいいよという感じでした」という早苗さんの柔軟な考えもあり、倉敷への移住に踏み出しました。
それから早速、修一さんは転職サイトを使って職探し。システムエンジニアとして働いていましたが、早い段階で岡山市に同業種の会社が見つかり、最初の面接は東京と岡山でスカイプを使って行いました。その後、帰郷した際に社長との面接を行い採用へ。翌年の1月から働くことになりました。移住の話が出てから1ヶ月もたたないうちのことだったそうです。

当時、お子さんは5歳。家が決まる前から保育園探しをスタートし、3つ聞いたうちの1つに空きがあり保育園もすぐに決定したそう。 「東京と違って制服があったりと勝手がかなり違いそうだったので、電話で細かく質問してみました。園長先生に「制服も何も買わなくていい。今使っているものを持って、ただ来てくれたらいい」と言われたのが良かったです。」 住居は、修一さんの勤め先が岡山市であるため、駅から近いところを探しました。11月には家が決まり、家族3人で家を見に来ることに。倉敷に到着してすぐ、お子さんが「空気がきれいだね」と言ったのが印象的だったそうです。

仕事探し、保育園探し、家探しも順調に進み、移住を決定してから約3ヶ月後の2015年12月末、宮原さん一家は倉敷に引っ越してきました。

地域と交流し、暮らす日々

東京ではフリーカメラマンとして活躍していた早苗さん。倉敷ではまずバイトをすることにし、家からも近い美観地区の「有鄰庵」で働くことになりました。

「有鄰庵」は、美観地区内にある築100年の古民家を利用したゲストハウス&カフェ。「岡山・倉敷のほんとうにいいもの」をそろえるショップ「美観堂」や、スウィーツカフェ「はれもけも」などの運営もしており、日本だけでなく、世界各国から旅人が訪れています。

早苗さんは、PR用写真や新商品の写真の撮影、店頭に置く看板の製作、1棟貸しの宿「バルビゾン」のHP製作などを担当しています。有鄰庵での仕事は週2、3日。それ以外の日にはフリーカメラマンとしての仕事も行っており、現在は東京にいた頃から続けている撮影や、岡山で新しく始めた撮影もしています。

修一さんも早苗さんも、基本的には土・日曜、祝日が休み。休日にはでかけることが多く、美観地区で毎週土曜に開かれている朝市「路地市庭」に行って朝ご飯を食べて買い物をしたり、近くのショッピングモールに行ったりしているとのこと。倉敷に来てからは、東京からも近所からも多くの友達が遊びにくるそうです。「家族や友達と行ったことのない場所へ遊びに行くようになりました。例えば、四国。徳島や愛媛へ行ったり、香川でうどんを食べたり、瀬戸内海の島へ行ったり。日本はおもしろいところがたくさんあるなと思います」と話してくださいました。

また、2人は東京で長年サンバチームに入っていたそう。倉敷に来てからは、地元の仲間たち7、8名でサンバチーム「Deixa Fofocar(ティシャ・フォフォカー)」を結成。週に1度、倉敷市の施設などに集まって練習し、県内のお祭りやイベントを中心に出演して演奏を披露しています。仕事も休日も充実し、倉敷での暮らしを満喫していらっしゃるようでした。

 

 

 

倉敷に来て良かったこと

移住から1年以上たった春、修一さんの父が他界。それまで施設や病院の行き来が続きましたが、その時のことを「貴重な時間をともに過ごすことができて本当に良かったと思います。東京に住んだままではできないことだったので」と早苗さんは振り返ります。

「人も時間の流れもゆったりしているなと感じます。田舎すぎず、都会すぎないところも良いですね」 倉敷駅が近い街の中心部に住んでいるため、修一さんは岡山への電車通勤がしやすく、日々の買い物も近くですべて賄えるのも良いそう。また、東京は人が多いので、限られたところでしか子どもが走り回ったりもなかなかできないようで、「倉敷に来てから子どもの基本的な運動量が増えた」と言います。

「気候も人も穏やかで、とても住みやすい街です。観光もできるので、興味がある人は一度遊びにきてみるといいと思います」

(※内容は、2017年12月時点のものです。)

 

▶︎ 宮原早苗さんインタビュー動画

一覧へ戻る

PAGE TOP