このページの本文へ

Migrants interview 移住者インタビュー

倉敷での生活の日々は、「倉敷に住みたい」と思わせてくれるもの

土岐 徳孝さん

愛媛県の高校を卒業後、倉敷にある大学へ進学。学生時代に参加したさまざまな活動から倉敷の魅力に気づいて、倉敷で就職しました。

移住時の年代
10代
家族構成
単身
移住スタイル
Iターン
移住時期
2015年

大学進学を機に倉敷へ

高校卒業と同時に、愛媛県から倉敷の大学へ進学した土岐さん。「高校を卒業したばかりで、右も左もわからない状態での決断ですから、倉敷でやってみたいことがあったり何か考えがあったりしたわけではないんです。ただ地元である愛媛県から一度出てみたくて…。関東・関西方面への憧れもありましたが、まずは四国から見た本州の玄関口・倉敷へという単純な思いで来ました」と、当時を振り返ります。

まったく知らない土地での初めてのひとり暮らしがスタートしてから、しばらくは倉敷のことを知ろうと、学校が休みになるごとに美観地区や児島デニムストリートなどさまざまな観光スポットを原付バイクで巡る日々を過ごします。

観光客と話したり、大学でも倉敷の友達がたくさんできて一緒に過ごす時間も増え…。そのうちに、倉敷の魅力を実感するようになったのだそうです。積極的に出かけることで、毎回新たな発見があったと言う土岐さん。
出かける先で出会う人、景色、特産品。どれもここにしかない魅力的なものばかりです。
倉敷には、それまで住み慣れた愛媛に似たのんびりとした雰囲気もあり、活気のある都会的な雰囲気もあり、そのバランスの良さも気に入っているのだそう。

 

インターンシップや講演会にも積極的に参加しました。そこで感じたのが、倉敷市民の地元に対する思い。企業のPRだけに留まらず、倉敷全体を盛り上げようとする「倉敷愛」でした。倉敷市役所のインターンシップでは、若者の定着について考え、ある企業のインターンシップでは観光客へのアンケートも実施。観光客から見た倉敷の良さや「もっとこうするといいかも」の声に耳を傾けるなかで、土岐さん自身も「倉敷を盛り上げるひとりになりたい。少しでも何かできることはないだろうか」と、大学に続いて倉敷での就職を決断したのだそうです。

倉敷での就職を決意

大学卒業後は、「株式会社 倉敷自動車教習所」に就職。土岐さんは、車の運転(交通マナー)を通じて倉敷に何か貢献できることがあるのではないかと、現在は老若男女の方々への教習指導を行なっています。
「就職が決まってから2019年7月までの3か月は、教習指導員の資格取得のため職場の先輩方の丁寧な指導をはじめ、資格取得に必要な費用の負担など会社の全面的な協力のもと勉強に集中させていただきました。おかげさまで、8月から教習指導員として勤務できるようになりました」。

現在は普通二輪免許取得中。「今後も大型二輪免許や、大型免許、第二種免許などにチャレンジして、活躍できる範囲を広げていきたい」と抱負を語ってくださいました。

職場ではベテランの先輩に仕事の相談をしたり、同世代の職員とは仕事の帰りに一緒に食事に行ったり休日にドライブに出かけたりと、仕事もプライベートも充実しているようです。

「ひとりでも美観地区を散歩したり、おしゃれなカフェや居酒屋を見つけにでかけたり、豊かな自然を堪能したり。児島のうどん巡りも楽しみのひとつです。以前はインドア派だった私が、倉敷に来てからは外へ外へと足を向けるようになりました」。倉敷は少し遠出をするのにも利便性の良い場所なので、県外へも移動しやすく活動範囲が広がったそう。

 

 

居心地の良さを実感

土岐さんは、最初に就職した場所が倉敷で良かったと言います。「始めは特に目標もなく、なんとなく倉敷へ来た私ですが、日々生活していくなかでさまざまな思いが生まれ、大学4年間で目標ができて今日があります。いろんなことに目を向けながらも無理せず気軽に楽しむことができています。そこに至ったのは、ここ倉敷だからこそ」。

倉敷での人との関わり方についてもこう話してくださいました。「祭りや地域のイベントなどどこで出会っても、倉敷の人は他県から来た人を分け隔てなく迎え入れてくれ、地元愛を交えながら気さくに話しかけてくれます。そこに優しさや温かさも感じます。そのうえ、ほどよい距離感を持ってゆったりと接してくれるので、初めて移住する人にとって心地よい人間関係が築ける場所ではないでしょうか。県外から来た学生さんは、まずは倉敷の企業でインターンシップを経験してみるといいと思います。進路を決めるためのヒントがあるかもしれませんよ」。

一覧へ戻る

PAGE TOP