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Migrants interview 移住者インタビュー

倉敷で働く若者の「バランスの良い暮らし」

藤井 貴嗣さん・宇治田 芽衣さん

〈藤井 貴嗣さん〉地元の香川県から、大学進学を機に倉敷へ。卒業後は倉敷市内にある社会福祉法人創心福祉会に就職し、日々奮闘中。
〈宇治田 芽衣さん〉島根県から大学進学で広島への移住を経て、就職を機に倉敷へ。現在は創心会元気デザイン俱楽部で利用者さんのリハビリをサポートする仕事に従事中。

移住時の年代
10代 20代
家族構成
単身
移住スタイル
Iターン
移住時期
藤井さんは2015年、宇治田さんは2018年

藤井 貴嗣さん

大学進学で香川から倉敷へ

香川県出身の藤井さんは、大学への進学が倉敷市に移住するきっかけでした。最初は初めての一人暮らしに不安を感じる部分もありましたが、友人のサポートもあり楽しい学生生活を送ることができたそうです。「倉敷に来たばかりの頃は生活のルーティンを作るためにスーパーや病院など生活に必要なお店や施設の情報を収集していたのですが、大体身近なところで見つけられるので、暮らしやすい街だな、と思ったのが第一印象でした。特に倉敷を意識して進学・就職をしたわけではないのですが、逆に倉敷を離れたいと思ったことはありません。」と話す藤井さんが思う倉敷の魅力は ’バランスの良さ’ 。友人と遊んだり家族を案内する時にも行き場所に困ることもなく、休日も少し足を伸ばせば色々な楽しみがあり、なおかつ暮らしやすい、そんなバランスの良さを感じています。

やりがいを感じながら、チャレンジする毎日

その後、藤井さんは、大学在学中に学んだ内容を生かして「社会福祉法人創心福祉会」に就職し、介護の仕事に従事しています。「介護の仕事をしながら、社内資格にもチャレンジできることに魅力を感じています。今は来年(2021年)6月頃の社内資格試験に向けて毎日の仕事と並行して勉強に取り組んでいます。」と生き生きと話してくれました。
学生から社会人へ、人生の大きな節目を倉敷で迎えた藤井さん。「職業柄、力仕事が必要な場面などもあるので大変に感じることもありますが、ご利用者様は直接的な言葉でたくさんありがとうを伝えてくれるので、それが大きなやりがいになっています。」特に就職当初は仕事の面でも社会人としての自分にも不安を感じることがあったそうですが、職場の先輩方のサポートを受けて実務をこなしながら、目標としている社内資格取得のための実践と勉強を重ね、充実した毎日を過ごしています。

 

 

倉敷は住みやすい、バランスのとれた街

現在(2020年)は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で休日も外出がままならないため、勉強をしたり、トレーニングやゲームをしたりと家の中で過ごす時間が多くなっていますが、平時は趣味のドライブや倉敷市内の大型ショッピングモールに出かけるなど、倉敷での暮らしを楽しんでいるそうです。「倉敷は比較的、街の規模が大きいので、休日も遊ぶ場所に困らないのは自分のような若い人にとって魅力の一つだと思います。
地元にいた時と比べて外に出ることが増えたように感じるのは、倉敷という場所がもたらしてくれる影響もあると思います。また、将来も倉敷に住み続けていることが無理なく想像できます。生活していて困ることが少ない、というのは当たり前のようですがありがたいことです。いわゆる都会と言われるような場所でギリギリの生活をすることを思えば、これから進学や就職を考える人たちにも倉敷という場所はオススメできる場所ですね。アドバイスがあるとすれば・・車の免許は持ってる方が便利だと思います!」
これからも自分の目標に向かって、日々の仕事と向き合いながら、藤井さんの倉敷暮らしは続きます。

 

 

新型コロナ感染予防のため、今回のインタビューは、リモートで行いました。

 

 

 

 


 

宇治田 芽衣さん

就職を機に倉敷へ移住

島根県で生まれ育った宇治田さんは、大学進学で広島県に、その後就職を機に倉敷市に移住しました。現在は「創心会元気デザイン俱楽部」でリハビリテーションのアプローチを考案したり、患者さんが充実した生活を送るためのサポートを行う仕事に就いています。「患者さんができることが目に見えて増えたり、リハビリの成果を実感できることにやりがいを感じます。一方で患者さんは一人一人それぞれに状況が違うので一つ一つの仕事に質を求められますし、まだ仕事をはじめて日が浅いので、自分の考え方や仕事の進め方がこれで合っているのかな、と不安になることもあります。」と話す宇治田さん。日々、試行錯誤しながら一生懸命仕事に取り組んでいます。

環境の変化で感じる、自分の成長

倉敷には就職をきっかけに移住したため、思い入れがあって倉敷という場所を選んだわけではありませんが、漠然と観光地としてのイメージを抱いていたという宇治田さん。「倉敷はとても住みやすい街で、快適に生活できています。特に私は山陰の出身なので雨が少なくて天気の良い日が多いことは本当に嬉しいなと思います。現在(2020年)は、なかなか出掛けるのが難しい状況ですが、島根の両親は美観地区を気に入っていて、遊びに来てくれたときはよく一緒に出掛けます。オシャレな店も多くて、自分の住んでいる街に誰でも知っている観光地があるのは楽しいです。また兄も岡山に住んでいるので会う機会が増えました。」と実際の印象を話してくれました。

インテリアが趣味で、住む部屋にもこだわりがあったという宇治田さんは、職場から自転車圏内の新築アパートに住んでいます。部屋作りの過程も楽しみながら、休みの日にはインテリアショップに出かけて部屋の模様替えをしたり趣味の手芸をしたり、様々な環境が過不足なく揃う倉敷で、一人暮らし生活を楽しんでいます。
そんな宇治田さんは倉敷で就職して以降、自分の中で変化を感じる部分もあるそうです。「同じ一人暮らしでも大学時代の一人暮らしと社会人としての一人暮らしは意味合いが違うなと思います。

私は両親が共働きの家庭で育ったので、家事や食事、学校に行くときのお弁当の準備など、そういう日常がどれほどありがたいことだったのか、実感を持って感じられるようになりました。社会人になった今の自分に置き換えて考えると、両親への感謝や尊敬を自然に持てるようになりました。」偶然巡り合った倉敷という場所で就職し生活していく中で、内面的も成長している宇治田さん。忙しい中でも充実した毎日を過ごしています。

 

 

 

倉敷は、生活上の困りごとが少ない街

インタビューの最後に、宇治田さんにこれから倉敷への移住や就職を考えている方へのメッセージをお願いしました。「私自身、自分がこれから将来どう過ごしていくのか、まだ見えていない部分も多いのですが、倉敷で生活していて大きな困りごとなどはまずないと思います。それでいて遊びに行く場所や買い物に行く場所も近くにあるので、本当にバランスの取れた住みやすい街だと思います。今は自転車中心の生活ですが、車があるとなおのこと生活しやすくなると思います。仕事はもちろんですが、プライベートや家族との時間を充実させる上でもとても良い場所だと思います。」

 

新型コロナ感染予防のため、今回のインタビューは、リモートで行いました。

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