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Migrants interview 移住者インタビュー

変化のない移住とは

島田舜介さん・佐藤文子さん

<島田舜介さん>デニムブランド「ITONAMI」共同代表。県内大学在学中にブランドを立ち上げたのち、職場兼自宅として倉敷市へ移住。直売店&宿泊施設のDENIM HOSTEL floatも運営。

<佐藤文子さん>島田さんの経営するfloatの宿泊をきっかけに倉敷市への移住を決意。約5年半働いたPR会社を退職し、今は倉敷市でアパレルのPRを行う。

移住時の年代
20代
家族構成
単身
移住スタイル
その他
移住時期
移住の年代/20・30代
家族構成/単身
移住スタイル/その他

島田さんの経営する宿泊施設を介して、今では友人関係にあるお二人に移住と定住について話を伺いました。

移住のきっかけについて

Q移住のきっかけと倉敷を選んだ理由を教えてください。

島田さん

僕は大学進学を機に兵庫県から岡山県に来て、在学中にデニムブランドを立ち上げ、卒業後に販売プロジェクトとしてキャンピングカーで全国を巡りました。各地の滞在時に地域の方との交流があるとなしでは、その土地に対する理解度や満足感が違うなと実感しつつ、岡山県に戻ってきました。
そこから元々、工場などにも通っていた児島で地域交流を体験・実感できる宿泊施設があったら良いなと思い、直売店&宿泊施設としてfloatを開業したので、必然というか自然な流れで倉敷に住んでいるって感覚ですね。

佐藤さん

私は移住前には職場も住居も東京でした。以前観光でめぐった瀬戸内海の美しさをもう一度見たいと思いたち、倉敷へ一人旅に!floatに5連泊して、客室の窓から見えた穏やかな景色とfloatのスタッフの方との交流で直感的に移住を決め、転職活動も滞在中に始めました(笑)

移住検討中~移住後の変化・違いについて

Q他に候補地はありましたか?

佐藤さん

直感的に倉敷市を選んだので候補も他にはなく、迷うという段階は自分の中ではありませんでしたね。
普段はすごく石橋を叩きながら渡るタイプなのですが…。

島田さん

自然な流れでここにいるという感覚なので、候補とかそういったものはなかったですね。
もちろん、悩みに悩んで、しっかりと下調べをした上で移住を決めるというのも考えとしては当然だと思いますが、悩むよりも気がついたら動いていたという感じでしょうか。

Q移住して価値観などの変化はありますか?

島田さん

大学時代から岡山県にいたというのもありますが、全国を巡るという体験もしたせいか、自分の価値観に特に変化はないですね。

佐藤さん

食べ物や洋服、化粧品にかけるお金が減ったかな。以前は気になったものは後先考えず体験したい欲があったのですが(笑)、今は「本当に自分にとって必要なのか?」と立ち止まって自分自身に問いただすようになりました。以前は買い物という行為自体が目的だったのかも。
外食については5連泊中に回転寿司の美味しさに驚いて、それまでの外食の価値観が大きく変わりました。

島田さん

コミュニティへの入りやすさはすごく大事だと思っています。例えばfloatにカフェもあるのは、宿泊していただくのはもちろん、地域の方とのふれあいの場として交流も楽しんで欲しいという想いもあります。

佐藤さん

確かに!私は宿泊時に、去年東京から移住してきたという同年代の方の話を聞けたんです。生の体験談が聞けたことはとても身近なロールモデルとなり、大きな後押しになりました。移住前にコミュニティの入口に出会えたのは、すごく恵まれていたと思います。

Q都市部の暮らしとの違いはありますか?

島田さん

駅が近いわけではないので、どうしても車移動は必須ですね。買い物もどうしても車になりますよね。
情報などは都市部との大きな違いも感じてなくて、特に不便さを感じることもないです。

佐藤さん

引っ越してから1か月間は自転車で過ごしましたが、職場が近いこともあり、思ったほど不便さは感じませんでしたね。でも、いろんなところに行きたくて車を購入しました。便利というより行動範囲も自分の世界も広がったような感覚はあります。

Q将来について移住前の考え方と変わりましたか?

佐藤さん

移住については倉敷市の移住補助制度や周りの方に恵まれて、転職や家探しも非常にスムーズに進んだので、「移住」というより「引っ越し」という感覚でした。遠くの友人たちともオンラインですぐ繋がれるので距離も感じませんし、移住して1年経ったところなので今の生活を満喫しています。

島田さん

特に変わったといえることは今のところありませんね(笑)ブランドについても10年先のことよりも、少し先のことを時代に合わせて柔軟に考えながら進んでいくようにしています。
ただ、これから結婚とかライフステージが変われば価値観・考え方は変わると思います。

これからの倉敷での暮らし

Qリモートワークやワーケーションを実践される機会はありますか?

佐藤さん

転職の面接がまずリモート対応でしたね。その後も適宜リモートワークの日もあるので、いわゆるワーケーションを行う日もあります。

島田さん

僕は自営ということもあり、仕事とプライベートの境目があまりないんですが(笑)仕事にしても倉敷市に拠点を構えることでマイナスな面はないと思っています。

Qその他、これからの暮らし方について考えていることはありますか?

佐藤さん

今は中心部に住んでいますが、もっとリモートワークが活発化してきたら、児島とか海の近くに引っ越すのもいいかな、なんて。

島田さん

そうだったの?!はじめて聞いた(笑)

佐藤さん

まだまだ食べ歩きしたいお店も中心部にたくさんあるので、いつかは分かりませんけどね(笑)

※インタビューはマスク着用の上、距離を保って行っています。
撮影時のみマスクを外していただきました。

大学当時から年々変わる雰囲気の変化を楽しんでいます。

floatの裏手にある王子が岳

瀬戸内海を一望できる王子が岳。
ハイキングやパラグライダーで人気のスポット。

#自然
#空
#絶景

散歩途中のひと休みスポット。季節の移ろいを感じられます。

倉敷市芸文館の広場

ワークショップや屋外イベントも開催される。
ベンチもあり、お散歩中のひと休みにはもってこい。

#癒し
#リラックス
#気分転換

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