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Migrants interview 移住者インタビュー

やりたいことに素直になれる移住

梅津奨さん・知久美保さん

<梅津奨さん>大学卒業後、就職を機に倉敷市へ移住。山口県出身で現在は医療ソーシャルワーカーとして病院勤務。移住14年目で、すっかり“くらしきびと”の表情に。

<知久美保さん>めぐり合わせの縁に導かれ倉敷市へ移住して3年ほど。主軸となる服のお直し業「ちくちく」のかたわらプライベート時間も充実の日々。

移住時の年代
20代 30代
家族構成
単身 夫婦と子供
移住スタイル
その他
移住時期
移住の年代/20・30代
家族構成/単身、家族
移住スタイル/その他

倉敷市移住14年目のベテランである梅津さんと3年目の知久さん。
お2人共通で最初の移住地である玉島エリアの公園でお話を伺いました。

移住のきっかけについて

Q移住のきっかけと倉敷を選んだ理由を教えてください。

知久さん

私は北関東の出身で、進学・就職により地元、京都、滋賀などで過ごしました。最初は友人と観光で訪れた倉敷ですが、数か月後になんとなく住む場所を変えたいなと考えた時にふと倉敷が思い浮かびました。この直感を確かめに二度目は一人旅で。その時に今お世話になっている大家さんと出会いました。クリエイティブリユースをはじめ、廃材の新しい活用法や考え方を広めるなど多岐な活動をされている方で、お話を伺ううちに感銘を受け「ここで暮らしたい!」と移住を決意しました。元々アパレル・縫製関係のお仕事の傍らで布もの専門のお直しやお繕いの活動をしていると話したところ、共感してお誘い頂きました。ピンときたという表現が的確で、ここでなら自分のペースで暮らしと活動ができるイメージが湧きました。

梅津さん

僕は大学まで山口~九州と過ごして、就職を機に倉敷へ移住しました。病院で入退院のサポート、安心して医療をうけることが出来るようお手伝いする医療ソーシャルワーカーとして働くことを目指していましたが、当時は募集している医療機関も少なく就職が難航していたところ、倉敷にある病院の求人募集の情報を得て「これだ!」と決めました。実家から車で移動できる距離というのもあり安心して就職しました。それから14年なのでもう第二の故郷ですね。

移住検討中~移住後の変化・違いについて

Q他に候補地はありましたか?

知久さん

私は直感的に倉敷市を選びました。検討期間は2か月ほどでしょうか。
良い出会いもあり、今は移住してきて良かったなと思います。

梅津さん

移住自体は就職で受動的といえばそうですが、倉敷市には病院が多く、これまでリハビリを主に担う病院や倉敷市内で精神科の救急を担う病院で経験を積むことができました。病院内外で患者さんが安心して生活できるように全般的なサポートする仕事をするうちに、年齢的に踏ん張れる時期のうちにチャレンジをしたい、経験値を活かしたい、本当にやりたいことは何だろうと熟考しているなかで、よく訪れていた児島地区の地域医療に携わりたいという思いがあってもう一度転職しました。

Q移住して価値観などの変化はありますか?

梅津さん

以前住んでいた地方には台風や天候の影響を受けやすい場所もあったので、岡山県が「晴れの国」と言われる理由が良く分かります。気候が良いというのは魅力の一つだと思います。
趣味がバスケと釣りなので雨による予定変更が少ないので助かっています。

知久さん

私も気候の良さは大きな利点だと思います。移住前は天候によってどれくらい気分が変わるかなんて想像しませんでしたが、朝起きて天気が良いとそれだけで体が元気になっている気がするなって住んでから実感しました。
住居と家庭菜園というか小さな畑がセットになっているので、そこで太陽を浴びながら野菜を育てています。

梅津さん

いいですねー!僕も料理をするんですが、愛着も含め自分で育てた野菜は美味しいですよね。もしかして自給自足ですか?

知久さん

いえいえ、まだそこまでは。ただ、自分で育てていない野菜も近所の方からのお裾分けもあって、野菜と果物には困らないです(笑)。よく声もかけてもらって、ご近所付き合いを楽しんでいます。

Q移住前の暮らしとの違いはありますか?

梅津さん

正直、特に違いらしい違いはありません。出身地も瀬戸内沿岸ですが、町の雰囲気が似ていてむしろ親近感があります。移住ではよく食事の話題になりますが、同じ中国地方での移動ですし食事面でも違和感はないです。あ、でも、刺身醤油だけは九州特有の甘い醤油が譲れません(笑)。それだけは冷蔵庫に常備してありますね。

知久さん

移住をする前から現在の布もののお直し業の活動はしていましたが、今の暮らしの方が、ワークライフバランスがとても自分に合っていると思っています。というのも、環境に本当に恵まれていて、以前から興味のあった柿渋を作ってみたり、ワークショップなど活動の場が広がったのは移住によるものだと思うので、人との出会いも含めて本当に無理なく自分らしく過ごせていると感じます。

Q将来について移住前の考え方と変わりましたか?

梅津さん

今はこのまま永住を考えています!(キッパリ)住居も構えました!
結婚、出産、子供の進学などライフステージの変化の折々で、故郷へのUターンなども考えることはありました。でもやっぱり今の暮らしやすさ、交通の便、子育てのしやすさなど住環境の丁度良さを顧みると、倉敷がいいなって思うんです。先ほども話しましたが、病院数や介護施設が多いと老後も安心ですよね。これだけ医療機関が整っているのは貴重だと思います。

知久さん

おー!移住年数の短い新人としては心強い言葉(笑)
私は移住してからの期間が短いので将来となると想像がつきませんが、現在の生活で不便なところや気になるところもないので、今のまま無理なく、マイペースに暮らしも活動も続けていけたらなって思います。

梅津さん

医療機関で資格を持って働くことは、それだけ責任も重大だと感じています。市民の方々がこの先も安心できる環境を維持していくという思いは年々強くなっています。

これからの倉敷での暮らし

Qリモートワークやワーケーションを実践される機会はありますか?

知久さん

お仕事の特性上、職場で縫製作業をする必要があるのでリモートワークの経験はないですが、おかげさまでお直し業の依頼をWeb経由で受けることがあります。

梅津さん

僕も職業柄どうしても対面が必要になるので、リモートワークの対応は難しいですね。ワーケーションという言葉は初耳です。気分が変わって仕事がはかどるかもしれませんね。面白そう。

Qその他、これからの暮らし方について考えていることはありますか?

知久さん

私はその場所、もの、ひとが持っている世界観を大事にしていきたいなと思っています。無理しないっていうのかな。お直しでも単なる修繕ではなく、元からあったような自然なデザインや依頼主のパーソナルな部分の表現を心がけています。

梅津さん

僕は頭を整理したい時や、家族のコミュニケーションを深める場としてもよくドライブに出かけるんですが、その時間がすごく好きで。これからも家族との時間も仕事の時間も大切に日々を過ごしていきたいですね。

知久さん

素敵な時間の過ごし方ですね。私はいま車を持ってないけど、倉敷のドライブ楽しそうですね。おすすめの場所はありますか?

梅津さん

個人的な感想ですが、出身地も工業地帯がそばにあったので水島の工業地帯の風景を見ると馴染み深くて落ち着きますね。夜のドライブは夜景がとにかく綺麗ですよ。

※インタビューはマスク着用の上、距離を保って行っています。
撮影時のみマスクを外していただきました。

ドライブするのは自分にとって、とても大切な時間です。

水島コンビナートの夜景

言わずと知れた倉敷の夜景スポット。
きらめきの中に重厚感もたっぷり。

#ドライブ
#安全運転
#気持ちの切り替え

内装も素敵なお店。味も雰囲気もお気に入りです。

美観地区近くのコーヒー専門店

井原市の有名コーヒー店の2号店。
焙煎された芳醇な香りに包まれます。

#リラックス
#コーヒー
#ホット派

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